欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り継続

 19日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが継続。20時時点では142.82円と17時時点(142.51円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。欧州株が底堅く、ダウ先物が500ドル近く上昇。リスク選好を意識した円売りが進んだ。時間外取引の米10年債利回りが3.69%付近で底打ちしたこともあり、ドル円は143.17円前後まで戻した。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.1170ドルと17時時点(1.1145ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りが強まった流れが1.1179ドルまで進行。ただ、昨日高値1.1189ドルを上値に控えるなか上昇の勢いを落ち着かせた。米10年債利回りの低下一巡もやや重しになったか。ポンドドルは8対1での5.00%の政策金利据え置き決定を発表後、1.3314ドルまで急上昇した。

 ユーロ円は堅調。20時時点では159.54円と、17時時点(158.84円)と比べて70銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の戻りとユーロドルの底堅い推移を背景に、欧米株式市場の堅調さがうかがわれるなか、4日以来の160円回復に迫る159.97円まで上伸した。ポンド円は英政策金利の据え置き発表後、190.23円まで上昇した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.89円 - 143.95円
ユーロドル:1.1069ドル - 1.1179ドル
ユーロ円:157.78円 - 159.97円

(関口)
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