東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 20日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では142.26円と12時時点(142.46円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。15時30分からの植田日銀総裁の記者会見への警戒感から、一時141.96円まで下値を広げる局面があったものの、下値は限定的。その後は142.37円前後まで戻す場面も見られた。
 岸田首相は、本日開催された経済財政諮問会議で、日銀の金融政策について「正常化に向けて政策を進めていることは適切だ」と述べた。

 ユーロ円も底堅い。15時時点では158.83円と12時時点(159.02円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が弱含みに推移したことにつれて、158.50円台まで下押したものの、同水準では下げ渋る動きを見せた。

 ユーロドルはわずかに上値を伸ばす。15時時点では1.1165ドルと12時時点(1.1161ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが3.70%台へやや低下していることで、15時過ぎに1.1172ドルまでわずかに上値を伸ばした。

 ポンドドルは予想を上回った英8月小売売上高を受けて、1.3320ドルまで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.96円 - 142.93円
ユーロドル:1.1157ドル - 1.1172ドル
ユーロ円:158.54円 - 159.50円


(山下)
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