東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値が重い

 20日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では142.46円とニューヨーク市場の終値(142.63円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。仲値通過後もドル売りの流れが続くと、142.15円まで下落。その後は142.50円台まで切り返し、日銀金融政策決定会合の結果公表を待つ状態。日銀会合では市場の予想通り政策金利0.25%で据え置きが決定された。公表後に142.70円台まで上昇するも頭を抑えられ、12時過ぎには141.99円まで売り込まれるなど荒い動きとなった。

 ユーロ円も上値が重い。12時時点では159.02円とニューヨーク市場の終値(159.20円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に左右される展開となり、158.68円まで下落後に159.10円前後まで値を戻したあとはしばらく様子見ムードとなったが、日銀の金利据え置きが伝わると159.30円台まで上昇後に158.54円まで下落した。なお、日経平均は一時800円超の上げ幅を記録したが反応は薄かった。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.1161ドルとニューヨーク市場の終値(1.1162ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.1160ドル付近で方向感を模索する展開が続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.99円 - 142.93円
ユーロドル:1.1157ドル - 1.1166ドル
ユーロ円:158.54円 - 159.50円


(川畑)
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