欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 20日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では143.67円と20時時点(144.26円)と比べて59銭程度のドル安水準だった。20時30分過ぎに144.43円まで上昇したものの、植田日銀総裁の会見直前に付けた141.74円から2.7円ほど急上昇したこともあり、いったん利食い売りから143.58円付近まで下押しした。

 ユーロドルは下値が堅い。22時時点では1.1174ドルと20時時点(1.1159ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。1.1150ドル台で推移していたが、ドル円の伸び悩みとともに1.1170ドル台までじり高となった。
 なお、米ドルカナダドルは弱含み。7月カナダ小売売上高が予想を上回ったことが材料視され、一時1.3542カナダドルまで米ドル安・カナダドル高が進んだ。

 ユーロ円も伸び悩み。22時時点では160.54円と20時時点(160.99円)と比べて45銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円につれた展開となり、一時161.16円まで上値を伸ばしたが、その後は160円台半ばまで水準を切り下げている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.74円 - 144.43円
ユーロドル:1.1152ドル - 1.1182ドル
ユーロ円:158.43円 - 161.16円


(越後)
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