NY為替見通し=ドル円、週末発表の米8月PCEデフレーターへの警戒感から上値が重い展開か
本日のNY為替市場のドル円は、9月米製造業・サービス業PMIの速報値を見極めながら、FRB高官の講演で先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのドット・プロット(金利予測分布図)での投票行動を探る展開が予想される。
ドット・プロットでは、19人のメンバーの内、9名が年内1.00%利下げ、9名が0.75%以下の利下げを支持していた(1名は1.25%の利下げを支持)。
今週末発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している8月のPCEデフレーターの数字次第では、年内の利下げ幅が1.00%なのか、それとも0.75%に留まるのかが判明すると思われるため、本日のボスティック米アトランタ連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の見解に注目しておきたい。
8月のPCEデフレーターの予想は前月比+0.1%、前年同月比+2.3%と見込まれている。前年比は2021年序盤以来の低い伸びで、FRBのインフレ目標2.0%を若干上回る水準となっている。
また、9月米製造業・サービス業PMIの速報値が改善していた場合は、0.75%の利下げ、本日発表されたユーロ圏、独、仏、英のように予想を下回っていた場合は、1.00%の利下げの可能性が高まることになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、145.57円(9/4高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、142.04円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
ドット・プロットでは、19人のメンバーの内、9名が年内1.00%利下げ、9名が0.75%以下の利下げを支持していた(1名は1.25%の利下げを支持)。
今週末発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している8月のPCEデフレーターの数字次第では、年内の利下げ幅が1.00%なのか、それとも0.75%に留まるのかが判明すると思われるため、本日のボスティック米アトランタ連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の見解に注目しておきたい。
8月のPCEデフレーターの予想は前月比+0.1%、前年同月比+2.3%と見込まれている。前年比は2021年序盤以来の低い伸びで、FRBのインフレ目標2.0%を若干上回る水準となっている。
また、9月米製造業・サービス業PMIの速報値が改善していた場合は、0.75%の利下げ、本日発表されたユーロ圏、独、仏、英のように予想を下回っていた場合は、1.00%の利下げの可能性が高まることになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、145.57円(9/4高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、142.04円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)