NYマーケットダイジェスト・24日 ダウ・S&P500・金、最高値
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=143.23円(前営業日比▲0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.12円(△0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1180ドル(△0.0069ドル)
ダウ工業株30種平均:42208.22ドル(△83.57ドル)
ナスダック総合株価指数:18074.52(△100.25)
10年物米国債利回り:3.73%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=71.56ドル(△1.19ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2677.0ドル(△24.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米住宅価格指数
(前月比) 0.1% 0.0%・改
7月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 5.9% 6.5%
9月米消費者信頼感指数
98.7 105.6・改
9月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲21 ▲19
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。中国の金融緩和策発表を受けてアジアや欧州の株式相場が上昇すると、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り、米長期金利が低下すると全般ドル売りが優勢となり、取引終了間際に一時1.1181ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.35まで低下した。
なお、米格付け会社ムーディーズはこの日、米大統領選後の米政府の信用リスクを分析したリポートを公表。「債務増加続けば、『Aaa』格付けとの整合性はさらに低下する」と指摘し、格下げの可能性を警告した。同社は昨年11月、米国の信用格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げている。
・ドル円は続落。ユーロやポンドに対してドル安が進むと、円に対してもドル売りが先行。米消費者信頼感指数の下振れをきっかけに米長期金利が低下すると全般ドル売りが活発化し、5時30分前に143.11円と日通し安値を付けた。一時3.80%台まで上昇した米10年債利回りは3.72%台まで低下する場面があった。
17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを主張し、0.50%の利下げ決定に反対票を投じたボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事はこの日、「インフレは目標の2%をなお不快なほど上回っている。慎重に利下げを進める必要がある」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は反発。ただ、NY市場に限れば160円台前半でのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。米大幅利下げが景気を支えるとの期待が引き続き買いを促した。中国の金融緩和策発表を受けてアジア株相場が上昇したことも相場の追い風。ただ、連日で史上最高値を更新し、過熱感や高値警戒感も意識されやすく、上値は重かった。指数は下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは6日ぶりに反発。9月米消費者信頼感指数などが予想より弱い内容だったことが分かると債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は反発。この日、中国が幅広い金融緩和措置を発表したことを受け、市場では中国の景気浮揚期待が高まると、エネルギーの需要が上向くとの見方から買いが優勢となった。また、中東情勢に対する先行き不透明感もまた、原油相場の追い風となった。
・金先物相場は5日続伸。中東情勢の先行き不透明感を背景として金を買う動きが強まった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.23円(前営業日比▲0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.12円(△0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1180ドル(△0.0069ドル)
ダウ工業株30種平均:42208.22ドル(△83.57ドル)
ナスダック総合株価指数:18074.52(△100.25)
10年物米国債利回り:3.73%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=71.56ドル(△1.19ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2677.0ドル(△24.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米住宅価格指数
(前月比) 0.1% 0.0%・改
7月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 5.9% 6.5%
9月米消費者信頼感指数
98.7 105.6・改
9月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲21 ▲19
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。中国の金融緩和策発表を受けてアジアや欧州の株式相場が上昇すると、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行。9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り、米長期金利が低下すると全般ドル売りが優勢となり、取引終了間際に一時1.1181ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.35まで低下した。
なお、米格付け会社ムーディーズはこの日、米大統領選後の米政府の信用リスクを分析したリポートを公表。「債務増加続けば、『Aaa』格付けとの整合性はさらに低下する」と指摘し、格下げの可能性を警告した。同社は昨年11月、米国の信用格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げている。
・ドル円は続落。ユーロやポンドに対してドル安が進むと、円に対してもドル売りが先行。米消費者信頼感指数の下振れをきっかけに米長期金利が低下すると全般ドル売りが活発化し、5時30分前に143.11円と日通し安値を付けた。一時3.80%台まで上昇した米10年債利回りは3.72%台まで低下する場面があった。
17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを主張し、0.50%の利下げ決定に反対票を投じたボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事はこの日、「インフレは目標の2%をなお不快なほど上回っている。慎重に利下げを進める必要がある」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は反発。ただ、NY市場に限れば160円台前半でのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。米大幅利下げが景気を支えるとの期待が引き続き買いを促した。中国の金融緩和策発表を受けてアジア株相場が上昇したことも相場の追い風。ただ、連日で史上最高値を更新し、過熱感や高値警戒感も意識されやすく、上値は重かった。指数は下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは6日ぶりに反発。9月米消費者信頼感指数などが予想より弱い内容だったことが分かると債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は反発。この日、中国が幅広い金融緩和措置を発表したことを受け、市場では中国の景気浮揚期待が高まると、エネルギーの需要が上向くとの見方から買いが優勢となった。また、中東情勢に対する先行き不透明感もまた、原油相場の追い風となった。
・金先物相場は5日続伸。中東情勢の先行き不透明感を背景として金を買う動きが強まった。
(中村)