東京外国為替市場概況・12時 ユーロドル、堅調維持

 25日の東京外国為替市場でユーロドルは堅調な推移を維持。12時時点では1.1195ドルとニューヨーク市場の終値(1.1180ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。昨日来の底堅い地合いが継続。動きを落ち着かせてきたが、1.1196ドルまで小幅ながら上値を広げた。

 ユーロ円はじり高。12時時点では160.47円とニューヨーク市場の終値(160.12円)と比べて35銭程度のユーロ高水準だった。中国金融緩和策を好感した地合いの下、日経平均株価が底堅く、大幅続伸で中国・香港株が寄り付くなか160.59円まで上昇した。

 ドル円は円安推移。12時時点では143.35円とニューヨーク市場の終値(143.23円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。リスクオンの円安を支援に一時143.49円と上昇へ転じた。ただ、クロス円が伸び悩み気味となったところで143.20円台へ下押すなどやや不安定だった。

 豪ドルは豪消費者物価指数(CPI)発表後に弱含んだ。8月のCPIはヘッドラインが市場予想通り前年比+2.7%。一方、豪準備銀行(RBA)が注目するトリム平均値は前回の+3.8%から+3.4%まで低下した。発表後、豪ドル/ドルは0.6882ドル、豪ドル/NZドルは一時1.0850NZドルまで豪ドル安に振れた。豪ドル円も98.65円前後へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.91円 - 143.49円
ユーロドル:1.1177ドル - 1.1196ドル
ユーロ円:159.87円 - 160.59円

(関口)
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