東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 26日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では144.48円とニューヨーク市場の終値(144.75円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。昨日の海外市場で大きく上昇した反動が出たほか、時間外の米10年債利回りが小幅ながら低下して始まったことで144.45円まで弱含み上値が重い。本日は通貨の受け渡しが月末日となるスポ末・期末応当日で、東京仲値の値決めではドル買いに傾く場面もあったが、買い戻しの勢いも限定的だった。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.1137ドルとニューヨーク市場の終値(1.1133ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米金利が小幅に低下したことで下値は支えられたが、積極的に上値を試す展開にもならず小幅な値動きに終始している。

 ユーロ円は小安い。10時時点では160.91円とニューヨーク市場の終値(161.16円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の値動きに連れる展開となり160.86円まで小幅に下押した。日経平均株価は一時700円超上昇したが、クロス円の反応は限定的だった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.45円 - 144.76円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1137ドル
ユーロ円:160.86円 - 161.19円


(松井)
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