ロンドン為替見通し=昨日の上下のその後を追う展開、SNBや月末の影響にも注意

 ロンドンタイムは、序盤に10月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲22.5)の発表はあるものの、動意材料になりにくいだろう。昨日、中国の経済支援策を後押しに、独長期金利の上昇も伴い昨年7月20日以来、約1年2カ月ぶりの高値1.1214ドルまでユーロドルの上昇先行後、今度は米金利上昇が重しとなり失速した流れの次の方向を追う神経質な展開が想定される。

 利下げが予想されるスイス国立銀行(中銀、SNB)の金融政策発表が控えていることは動きを促すかもしれない。対スイスフランの買いがユーロを支える部分はあっても、対ドルではスイスフランとともにユーロが弱含む展開が予想される。一方で通貨の受け渡しが月末日となるスポ末・期末応当日ということもあり、まとまったフローによる巻き戻しや、値動きのさらなる加速が前後の脈絡なく強まるリスクもあるため注意が必要といえる。


想定レンジ上限
・ユーロドル:昨日25日につけた年初来高値1.1214ドル。
・ドルCHF(スイスフラン):週足一目均衡表・転換線0.8626CHF

想定レンジ下限
・ユーロドル:11日安値1.1002ドル。
・ドルCHF:18日安値0.8391CHF

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。