東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇一服

 26日の東京外国為替市場でドル円は上昇が一服。15時時点では144.73円と12時時点(144.83円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。日経平均が4桁高まで上げ幅を広げると、リスク選好ムードの強まりに後押しされて145.04円までドル高・円安が進んだ。もっとも4日以来の145円台乗せで一旦の達成感もでたか、一巡後は売り戻しが優勢となり144.60円台まで上値を切り下げた。その後も昨日NY引け水準144.75円を超えたところでは伸び悩んだ。

 ユーロ円は買いの勢いが緩む。15時時点では161.36円と12時時点(161.35円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が上値を試したタイミングで161.54円まで上昇。ただし前日高値161.67円が目先のレジスタンスとして意識されると、161.10円台まで水準を落とした。その後、株高を背景とした良好なリスクセンチメントが支えとなり持ち直すも、161.50円手前までだった。

 ユーロドルは小じっかり。15時時点では1.1149ドルと12時時点(1.1141ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。値動きはスローだったが、1.1152ドルまで本日レンジの上限を広げた。
 
 なお、ドルスイスフランは0.8509フランを上値に0.85フラン前後でもみ合い。本日は16時30分に、スイス中銀(SNB)が政策金利を公表する。市場予想は現行1.25%から1.00%に引き下げであり、見込み通りであれば3会合連続の利下げとなる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.45円 - 145.04円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1152ドル
ユーロ円:160.86円 - 161.54円



(小針)
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