ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では142.86円と22時時点(142.51円)と比べて35銭程度のドル高水準だった。23時過ぎに一時142.40円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。石破茂自民党新総裁が「政府と日銀は緊密に協力すべき、金融政策に関して日銀に要請はしない」「緩和的な金融政策は変わらない」と述べたと伝わると、日経平均先物の下げ渋りとともにドル円にも買い戻しが入り、143.07円付近まで下げ幅を縮めた。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.1178ドルと22時時点(1.1199ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。22時過ぎに一時1.1203ドルと日通し高値を付けたものの、25日の高値1.1214ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。米長期金利が低下幅を縮めたことなども相場の重しとなった。

 ユーロ円は24時時点では159.69円と22時時点(159.60円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。23時過ぎに一時159.27円付近まで売られたものの、日本時間夕刻に付けた日通し安値159.03円が目先サポートとして働くと下げ渋った。ドル円の下げ渋りにつれた買いも入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.40円 - 146.49円
ユーロドル:1.1125ドル - 1.1203ドル
ユーロ円:159.03円 - 163.49円

(中村)
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