東京マーケットダイジェスト・30日 円高・株大幅安

(30日15時時点)
ドル円:1ドル=141.71円(前営業日NY終値比▲0.50円)
ユーロ円:1ユーロ=158.23円(▲0.56円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1166ドル(△0.0004ドル)
日経平均株価:37919.55円(前営業日比▲1910.01円)
東証株価指数(TOPIX):2645.94(▲95.00)
債券先物12月物:144.65円(▲0.57円)
新発10年物国債利回り:0.850%(△0.045%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
     <発表値>   <前回発表値>
8月鉱工業生産・速報値
前月比     ▲3.3%   3.1%
前年同月比   ▲4.9%   2.9%
8月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比   2.8%    2.7%・改
8月新設住宅着工戸数
前年同月比   ▲5.1%   ▲0.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。先週末に相場が急落した反動で買い戻しが先行したものの、142.95円を高値に上昇が一服すると再び売りに押された。週明けの日経平均株価が2000円超の大幅安となったことも相場の重しとなり、一時141.65円まで下押しした。

・ユーロ円も上値が重い。9時前に159.65円まで上昇する場面があったが、その後はドル円と同様に上値の重さが意識されて158.19円の安値まで反落した。

・ユーロドルはもみ合い。円絡みの取引が中心となるなか、前週末の終値を挟んだレンジ内で方向感なく上下した。

・日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反落。前週末の自民党総裁選で石破氏が新総裁に選出されたことを受け、投資家や企業への課税強化などを示していた同氏への警戒感から売りが優勢となった。外国為替市場で急速に円高が進んだことも売りを促し、指数は一時2000円超急落した。

・債券先物相場は反落。前週末は自民党総裁選で、日銀の利上げに否定的な高市氏が有利との思惑から買いが進んでいたため、石破氏の勝利を受けて売り戻しが優勢となった。

(岩間)
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