欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、伸び悩み

 30日の欧州外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.1190ドルと17時時点(1.1176ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。17時に発表されたドイツ各州の9月消費者物価指数(CPI)では、前年比は前回よりも総じて鈍化していたものの前月比は加速していた。これを受けて独長期金利が上昇するとユーロドルは1.1209ドルまで上昇したが、25日に付けた年初来高値1.1214ドルが目先の抵抗として意識されると伸び悩んだ。

 ドル円はじり高。20時時点では142.60円と17時時点(142.38円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.78%台まで上昇するのをながめ、じり高で推移。20時前に142.79円付近まで上昇して本日高値に迫った。

 ユーロ円は高止まり。20時時点では159.57円と17時時点(159.06円)と比べて51銭程度のユーロ高水準だった。独長期金利の上昇を受けてユーロが買われたほか、ドル円が上昇したこともあわさり、18時前に159.76円まで上値を広げて日通し高値を更新。その後の下押しも159.40円台に留まると、再び本日高値圏まで買われた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.65円 - 142.95円
ユーロドル:1.1154ドル - 1.1209ドル
ユーロ円:158.11円 - 159.76円

(川畑)
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