ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、強含み

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。4時時点では143.67円と2時時点(143.10円)と比べて57銭程度のドル高水準。アトランタとシカゴ連銀総裁が相次いでハト派と捉えられる発言をしたことで143円を割り込んで取引されていたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のコンフェレンスでの質疑応答での発言で一転143.91円まで強含み日通し高値を更新した。パウエル議長は「国内総生産(GDP)の下振れリスクは国内総所得(GDI)の修正によるものだが、GDIは上方修正された」と回答。FRBの結果発表後の先週にGDIが修正されたことで、これまでのハト派路線が変わる可能性が示唆された。なお、パウエル議長が「急激な利下げを急いでおらず、データに基づいて判断するだろう」「経済が予想通りに進展すれば、今年はさらに2回の利下げが行われ、合計50bpとなる」などと発言したこともドル買いを促した。

 ユーロドルは弱含み。4時時点では1.1132ドルと2時時点(1.1148ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準。パウエル議長の発言後に米長期金利が3.80%台まで上昇すると、ユーロドルも1.1114ドルまで弱含んだ。

 ユーロ円は上昇。4時時点では159.94円と2時時点(159.53円)と比べて41銭程度のユーロ高水準。対円、対ユーロともにドル買いが進んだが、ドル円の買いの勢いが強かったことでユーロ円は160.05円まで上昇した。なお、米金利の上昇で米株主要3指数は下げ幅を広げたが、リスクオフのクロス円売りにはなっていない。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.65円 - 143.91円
ユーロドル:1.1114ドル - 1.1209ドル
ユーロ円:158.11円 - 160.05円


(松井)
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