東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上げ幅縮小

 1日午後の東京外国為替市場でドル円は上げ幅を縮小。17時時点では144.17円と15時時点(144.27円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。東京昼頃からの地合いの強さが引き継がれ、16時前には144.53円まで日通し高値を更新した。ただその後、米長期金利が低下に転じたことに伴い失速。ナイトセッション・日経平均先物の売り先行も重しとなり、一時143.89円付近まで下押しした。もっとも、一巡後は144.20円台まで持ち直す場面があった。

 ユーロ円は売り戻された。17時時点では160.24円と15時時点(160.67円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。160.91円まで日通し高値を更新するも、欧州勢のユーロ売り参入で上値を切り下げる展開に。ドル円の失速にもつれて、159.97円付近まで下げ足を速めた。一巡後は下げ渋り、160.30円台まで持ち直している。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.1115ドルと15時時点(1.1137ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢のユーロ売り参入で昨日安値1.1114ドルを下抜けて、17時過ぎには1.1106ドルまで日通し安値を更新した。仏・独・ユーロ圏の9月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は総じて上方修正されたが、相場の反応は鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.37円 - 144.53円
ユーロドル:1.1106ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:159.75円 - 160.91円


(小針)
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