欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 1日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では144.03円と20時時点(143.73円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。21時前に143.57円付近まで下落したが、石破首相が「金融緩和の基本的な姿勢は維持される」と述べると144円台を回復。対ユーロなどでドル買いが進んだ影響もあり、いったんは買い戻しが入った。
 なお、石破首相は「金利についてとやかく申し上げないが注意深く見守る」「日銀との意思疎通の上、手法は日銀にゆだねられるべき」などの見解も示した。

 ユーロドルはじり安。22時時点では1.1071ドルと20時時点(1.1088ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。欧州の追加利下げ観測などを手掛かりにした売りの流れが続き、一時1.1070ドルと9月19日以来の安値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では159.46円と20時時点(159.36円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。一時159.09円まで本日安値を更新したが、その後はドル円と同様に売り一服となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.37円 - 144.53円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:159.09円 - 160.91円

(岩間)
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