欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 27日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では142.51円と20時時点(143.23円)と比べて72銭程度のドル安水準だった。米経済指標は市場予想比で下振れの結果が目立ち、為替相場はドル売りで反応した。8月米個人所得や同個人消費支出(PCE)は予想より弱い内容となり、米PCEデフレーター(前年比)およびPCEコア・デフレーター(前月比)も予想を下回った。
 指標発表後は米10年債利回りが3.74%台まで低下したことに伴い、一時142.50円まで本日安値を更新した。

 ユーロドルはしっかり。22時時点では1.1199ドルと20時時点(1.1163ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準だった。米指標後は全般にドル売りが強まった流れに沿って1.1202ドルまで上昇。昨日高値の1.1189ドルを上抜けた。

 ユーロ円は22時時点では159.60円と20時時点(159.89円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。米ドル絡みの取引が中心となったこともあり、159円台のレンジ内でやや方向感を欠いた動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.50円 - 146.49円
ユーロドル:1.1125ドル - 1.1202ドル
ユーロ円:159.03円 - 163.49円

(岩間)
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