東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が抑えられる

 7日の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。10時時点では148.42円とニューヨーク市場の終値(148.70円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。8月中旬以来の円安水準ということもあり、本邦勢参入後は実需のドル売り・円買いが上値を抑えた。東京仲値の値決め前後にはドル売りの勢いが強まり、10時過ぎには148.33円まで下押しした。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0970ドルとニューヨーク市場の終値(1.0974ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル売りが下値を支えているものの、時間外の米10年債利回りが3.99%台までじり高になっていることで上値も抑えられレンジを抜け出せずもみ合い。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では162.81円とニューヨーク市場の終値(163.26円)と比べて45銭程度のユーロ安水準だった。8時過ぎには163.57円まで上値を広げる場面もあったが、ドル円の上値が抑えられると徐々に下値を試す展開になった。10時過ぎには一時162.77円まで弱含んだ。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.33円 - 149.13円
ユーロドル:1.0962ドル - 1.0979ドル
ユーロ円:162.77円 - 163.57円


(松井)
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