東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 7日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では148.58円とニューヨーク市場の終値(148.70円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。東京仲値後の戻し148.50円台から148.22円まで売り押された。市場では、本邦輸出企業のドル売り円買いが断続的に持ち込まれたとの声も聞かれた。しかしながら実需のドル売りが止むと、12時頃には148.60円台まで切り返す展開に。先週末に一気に強まった米金利先高観がドルの支えの1つとなったもよう。

 ユーロ円は持ち直す。12時時点では163.01円とニューヨーク市場の終値(163.26円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。日経平均の大幅上昇は織り込み済みとされ、リスクオンを意識した動きは見られなかった。基本ドル円に連動して上下し、162.70円まで下値を広げた後に163円台を回復した。
 なお他クロス円も、豪ドル円が100.85円、ポンド円は194.61円まで売られた後に水準を切り上げた。

 ユーロドルは12時時点では1.0971ドルとニューヨーク市場の終値(1.0974ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0970ドル台で動意が鈍いままだった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.22円 - 149.13円
ユーロドル:1.0962ドル - 1.0979ドル
ユーロ円:162.70円 - 163.57円


(小針)
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