ニューヨーク外国為替市場概況・7日 ドル円、4日ぶり反落
7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落。終値は148.18円と前営業日NY終値(148.70円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。前週末の米雇用統計の結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退する中、アジア市場では一時149.13円と8月16日の高値を付けた。
ただ、欧米市場では利益確定目的の売りなどが優勢となり、じり安の展開となった。8月16日の高値149.35円や15日の高値149.39円がレジスタンスとして意識された面もあり、23時前に一時147.86円と日通し安値を更新した。
もっとも、米長期金利の上昇に伴うドル買いも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.0314%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を記録した。
ユーロドルは7日ぶりに小反発。終値は1.0976ドルと前営業日NY終値(1.0974ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。前週末に8月15日以来約1カ月半ぶりの安値1.0951ドルを付けたあとだけにポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入ると、2時30分過ぎに1.0987ドルと日通し高値を更新した。
ただ、米長期金利の上昇や欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が相場の上値を抑えた。対オセアニア通貨中心にリスク・オフのドル買いが入ると、ユーロに対してもドル買いが入り一時1.0966ドル付近まで下押しした。
オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時520ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは一時0.6743米ドル、NZドル米ドルは0.6113米ドルまで値を下げた。また、豪ドル円は99.84円、NZドル円は90.49円と日通し安値を更新した。
ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は162.63円と前営業日NY終値(163.26円)と比べて63銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落や米国株安に伴う円買い・ユーロ売りが入ると、23時前に一時162.30円と日通し安値を付けた。その後の戻りも162.74円付近にとどまった。
本日の参考レンジ
ドル円:147.86円 - 149.13円
ユーロドル:1.0954ドル - 1.0987ドル
ユーロ円:162.30円 - 163.57円
(中村)
ただ、欧米市場では利益確定目的の売りなどが優勢となり、じり安の展開となった。8月16日の高値149.35円や15日の高値149.39円がレジスタンスとして意識された面もあり、23時前に一時147.86円と日通し安値を更新した。
もっとも、米長期金利の上昇に伴うドル買いも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.0314%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を記録した。
ユーロドルは7日ぶりに小反発。終値は1.0976ドルと前営業日NY終値(1.0974ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。前週末に8月15日以来約1カ月半ぶりの安値1.0951ドルを付けたあとだけにポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入ると、2時30分過ぎに1.0987ドルと日通し高値を更新した。
ただ、米長期金利の上昇や欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が相場の上値を抑えた。対オセアニア通貨中心にリスク・オフのドル買いが入ると、ユーロに対してもドル買いが入り一時1.0966ドル付近まで下押しした。
オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時520ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは一時0.6743米ドル、NZドル米ドルは0.6113米ドルまで値を下げた。また、豪ドル円は99.84円、NZドル円は90.49円と日通し安値を更新した。
ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は162.63円と前営業日NY終値(163.26円)と比べて63銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落や米国株安に伴う円買い・ユーロ売りが入ると、23時前に一時162.30円と日通し安値を付けた。その後の戻りも162.74円付近にとどまった。
本日の参考レンジ
ドル円:147.86円 - 149.13円
ユーロドル:1.0954ドル - 1.0987ドル
ユーロ円:162.30円 - 163.57円
(中村)