東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下値堅い

 9日午後の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。17時時点では148.54円と15時時点(148.59円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇したことを支えに一時148.65円と本日高値を付けた。財政政策への期待感から下げ渋っていた上海株が引けにかけて再び弱含むと148.27円付近まで失速したが、一巡すると再び148.60円手前まで切り返した。
 なお、16時過ぎに衆議院が解散し、19時30分から石破首相が官邸で記者会見を行う予定となっている。

 ユーロ円は一進一退。17時時点では162.81円と15時時点(163.04円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。15時前に163.07円まで上昇したものの、上海株安を嫌気して162.39円まで一転下落。一方、一巡すると162円台後半まで切り返すなど方向感が定まらなかった。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0960ドルと15時時点(1.0973ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇やユーロ円の一転下落につれる形で昨日安値の1.0961ドルを下抜けて1.0951ドルまで下げる場面があった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.01円 - 148.65円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.0981ドル
ユーロ円:162.39円 - 163.07円


(越後)
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