欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、強含み

 11日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。20時時点では149.06円と17時時点(148.77円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。米利下げ観測が後退するなか、米10年債利回りが4.09%台まで上昇幅を拡大したことで買いが強まった。一時149.08円まで上昇し、昨日のボスティック米アトランタ連銀総裁によるタカ派発言を受けて付けた昨日NY午後の高値に面合わせした。

 ユーロドルは失速。20時時点では1.0935ドルと17時時点(1.0944ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の上昇を支えに一時1.0954ドルまで上昇したが、昨日高値1.0955ドルの上抜けに失敗すると、米長期金利上昇による売り圧力も重なって1.0930ドル台まで上げ幅を縮めた。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では163.00円と17時時点(162.83円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの失速は重しとなったが、ドル円が上昇した影響をより大きく受けて一時163.05円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.41円 - 149.08円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0954ドル
ユーロ円:162.31円 - 163.05円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。