東京外国為替市場概況・17時 ポンド、軟調

 16日午後の東京外国為替市場でポンドは軟調。9月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを手掛かりにした売りが強まり、ポンドドルは節目の1.3000ドルを割り込んで8月20日以来の安値となる1.2983ドルまで下押し。ポンド円も193.71円まで下げ幅を拡大した。ただ、ポンド円は売り一巡後にドル円の上昇につれて194.40円台まで買い戻しが入った。

 ドル円は小高い。17時時点では149.44円と15時時点(149.32円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などでドル高が進んだ影響を受け、朝方につけた149.37円を上抜けて149.49円まで本日高値を更新。時間外の米10年債利回りが低下一服となったことも相場を下支えした。

 ユーロドルは小安い。17時時点では1.0882ドルと15時時点(1.0886ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後は売りが先行。昨日安値の1.0882ドルを下抜けて、8月2日以来の安値となる1.0875ドルまで下押しした。もっとも、積極的に売りを進める展開にはなっておらず、その後は安値圏ながら下げ渋った。

 ユーロ円は17時時点では162.63円と15時時点(162.56円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて一時162.70円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.88円 - 149.49円
ユーロドル:1.0875ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:162.12円 - 162.70円

(岩間)
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