ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ポンド、堅調
10日のニューヨーク外国為替市場でポンドは堅調。ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミストは「利下げするかどうかではなく、いつ利下げするかが問題」と述べた一方、「MPCはインフレの持続性を注視」「サービスと賃金は依然として不快ほどインフレの強さを示している」などとインフレへの強い懸念を示した。発言を受けて短期金融市場で8月の英利下げ確率が低下すると、ポンドは買いで反応。ポンドドルは1.2845ドルまで上値を伸ばし、ポンド円は2008年以来の高値となる207.52円まで値を上げた。
ドル円は強含み。24時時点では161.66円と22時時点(161.45円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.29%台まで低下幅を縮小したことに伴い、一時161.68円と日通し高値をつけた。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米下院金融サービス委員会で「中立金利は少なくとも短期的には上昇したに違いない」「今年後半に中立金利の見直しを検討する予定」などと述べたが、相場への影響は限られた。
ユーロ円も強含み。24時時点では174.97円と22時時点(174.80円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やポンド円など他のクロス円の上昇につれて、一時174.99円までユーロ導入来の高値を更新した。
ユーロドルは小動き。24時時点では1.0823ドルと22時時点(1.0827ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。1.0820ドル台での小動きとなり、依然として方向感の乏しい動きが続いている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.26円 - 161.68円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0829ドル
ユーロ円:174.39円 - 174.99円
(岩間)
ドル円は強含み。24時時点では161.66円と22時時点(161.45円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.29%台まで低下幅を縮小したことに伴い、一時161.68円と日通し高値をつけた。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米下院金融サービス委員会で「中立金利は少なくとも短期的には上昇したに違いない」「今年後半に中立金利の見直しを検討する予定」などと述べたが、相場への影響は限られた。
ユーロ円も強含み。24時時点では174.97円と22時時点(174.80円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やポンド円など他のクロス円の上昇につれて、一時174.99円までユーロ導入来の高値を更新した。
ユーロドルは小動き。24時時点では1.0823ドルと22時時点(1.0827ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。1.0820ドル台での小動きとなり、依然として方向感の乏しい動きが続いている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.26円 - 161.68円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0829ドル
ユーロ円:174.39円 - 174.99円
(岩間)