17日香港株=神経質な展開か、不動産政策関連の記者会見に注目

 17日の香港市場は神経質な展開か。中国の国務院新聞弁公室は現地時間のきょう午前10時に記者会見を開き、住宅都市農村建設部の倪虹部長らが「不動産市場の平穏で健全な発展に関する状況」を説明する。財政部、自然資源部、中国人民銀行、国家金融監督管理総局の責任者も出席すると伝えられている。記者会見の内容に注目が集まりそうだ。

 また、中国本土では18日に7-9月期国内総生産(GDP)や9月の小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標が発表される。これまでに発表された9月の物価統計や貿易統計の予想下振れを受けて中国経済の先行き不安が改めて意識されるなか、あすの結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控える可能性がある。

 16日のNY市場でダウ平均は反発し、2日ぶりに最高値を更新した。前日に下げが目立った半導体株の一角が買い直されたほか、市場予想を上回る決算を発表した金融株も上昇した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株の美団(03690)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)、国際金融株のHSBC(00005)がそろって香港終値を上回って引けた。
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