ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、頭重い

 22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは頭が重かった。24時時点では1.0809ドルと22時時点(1.0811ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。センテノ・ポルトガル中銀総裁が「雇用市場が軟化すれば0.50%の利下げも可能」と述べたことなどが相場の重しになると、前日の安値1.0811ドルを下抜けて一時1.0801ドルと8月2日以来の安値を更新した。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ目標が既に達成されたと結論付けることはできない」「金利は必要な限り景気抑制的な水準にとどまる」「金利引き下げのペースは未定」などと語った。

 ユーロ円は24時時点では163.20円と22時時点(163.16円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だったが、ユーロドルの下落につれた売りが出ると一時162.78円と本日安値を更新した。

 ドル円はもみ合い。24時時点では150.98円と22時時点(150.91円)と比べて7銭程度のドル高水準。米10年債利回りが4.16%台まで低下した局面では150.61円付近まで下押ししたものの、米10年債利回りが4.19%台まで低下幅を縮めるとドル円も151.06円付近まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.50円 - 151.10円
ユーロドル:1.0801ドル - 1.0838ドル
ユーロ円:162.78円 - 163.67円


(中村)
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