欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い継続

 23日の欧州外国為替市場でドル円は買い継続。22時時点では153.06円と20時時点(152.82円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。円独歩安とドル高の流れは収まらず、節目の153円を突破し153.19円まで上げ幅を拡大した。安値から2円超上昇していることから、いったん利食い売りが出たものの下押しも極めて限定的となっている。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0774ドルと20時時点(1.0777ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買い圧力に押される形で一時1.0761ドルまで下値を広げたが、一巡するとやや買い戻しが入った。
 なお、クノット・オランダ中銀総裁からは「より大幅な利下げには大きな経済悪化が必要」、センテノ・ポルトガル中銀総裁からは「0.50%の利下げも選択肢として検討されており、データが利下げ幅を決定」、ホルツマン・オーストリア中銀総裁からは「現在のデータは12月の0.50%利下げを正当化しない」などの発言が伝わった。

 ユーロ円は22時時点では164.91円と20時時点(164.70円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて164.96円まで上げている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.03円 - 153.19円
ユーロドル:1.0761ドル - 1.0807ドル
ユーロ円:163.05円 - 164.96円


(越後)
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