欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、約2カ月半ぶりの150円台乗せ
17日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では149.83円と20時時点(149.62円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。9月米小売売上高や10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、前週分の新規失業保険申請件数が軒並み予想より強い結果となったことで米長期金利の上昇とともに買いが優勢に。14日高値の149.98円や節目の150.00円を上抜けて150.08円と8月1日以来の高値を付けた。
ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0842ドルと20時時点(1.0864ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を予想通り0.25%引き下げ、声明でインフレの目標達成時期について従来の「来年下期」から「来年の間」に変更したことを受けて一時1.0874ドルまで上昇した。ただ、良好な米指標を受けて1.0834ドルまで一転下落している。
なお、ラガルドECB総裁は定例記者会見で「経済は予想よりもやや弱い」「成長に対するリスクは下振れ方向」と経済についてハト派的な見解を示した一方で、「国内のインフレはまだ強い」「地政学的緊張はインフレの上振れリスク」とインフレについては警戒感を残している。
ユーロ円は22時時点では162.45円と20時時点(162.54円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。上下に振れながらもドル円が上昇したタイミングで一時162.72円まで値を上げたが、ユーロドルが下落したため買いは続かなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.25円 - 150.08円
ユーロドル:1.0834ドル - 1.0874ドル
ユーロ円:162.07円 - 162.72円
(越後)
ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0842ドルと20時時点(1.0864ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を予想通り0.25%引き下げ、声明でインフレの目標達成時期について従来の「来年下期」から「来年の間」に変更したことを受けて一時1.0874ドルまで上昇した。ただ、良好な米指標を受けて1.0834ドルまで一転下落している。
なお、ラガルドECB総裁は定例記者会見で「経済は予想よりもやや弱い」「成長に対するリスクは下振れ方向」と経済についてハト派的な見解を示した一方で、「国内のインフレはまだ強い」「地政学的緊張はインフレの上振れリスク」とインフレについては警戒感を残している。
ユーロ円は22時時点では162.45円と20時時点(162.54円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。上下に振れながらもドル円が上昇したタイミングで一時162.72円まで値を上げたが、ユーロドルが下落したため買いは続かなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.25円 - 150.08円
ユーロドル:1.0834ドル - 1.0874ドル
ユーロ円:162.07円 - 162.72円
(越後)