欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 15日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では149.08円と20時時点(149.14円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの低下幅縮小に伴って149.40円台まで買い戻しが入ったが、10月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想より弱い結果になると売りが再開。米10年債利回りが4.04%台まで再び低下したことをながめ、149.00円付近まで押し戻された。

 カナダドルは弱含み。9月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となり、カナダ中銀(BOC)の金利先安観が広がった。指標後はカナダドル売りで反応し、対ドルで1.3839カナダドル、対円で107.71円まで売りに押された。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.0910ドルと20時時点(1.0903ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間に入って進んだ買い戻しが一巡し、1.0910ドルを挟んだ水準でのもみ合いに転じた。

 ユーロ円は22時時点では162.65円と20時時点(162.60円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。21時前に162.90円台まで買い戻しが入ったが、その後はドル円と同様に伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.85円 - 149.84円
ユーロドル:1.0885ドル - 1.0916ドル
ユーロ円:162.37円 - 163.44円

(岩間)
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