欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 15日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では149.14円と17時時点(149.23円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.05%台まで低下幅を拡大するなか、全般にドル売りが優勢となった。昨日安値の148.98円を下抜けて一時148.85円まで下押し。もっとも、その後は買い戻しが入り、149.10円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0903ドルと17時時点(1.0898ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。8月8日につけた直近安値の1.0882ドル手前で下値の堅さを確認すると、ドル売りの流れに沿って1.0916ドルまで買い戻しが入った。
 なお、10月独ZEW景況感指数は市場予想を上回る結果となったほか、8月ユーロ圏鉱工業生産も予想比で改善を示した。

 ユーロ円は20時時点では162.60円と17時時点(162.64円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。一時162.37円の安値まで下押す場面があったが、ユーロドルの上昇やドル円の下げ渋りなどの影響もあり、売りに押される展開とはならなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.85円 - 149.84円
ユーロドル:1.0885ドル - 1.0916ドル
ユーロ円:162.37円 - 163.44円

(岩間)
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