欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、一進一退

 11日の欧州外国為替市場でドル円は一進一退。22時時点では149.06円と20時時点(149.06円)とほぼ同水準だった。米9月卸売物価指数(PPI)が前月比では予想を下回ったことで、148.81円前後まで弱含んだものの、前年比ではコア指数ともに予想を上回っていたため、米10年債利回りの4.11%台への上昇に連れて、149.26円まで上値を伸ばした。しかし、米金利上昇が一服すると再び伸び悩んでいる。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0933ドルと20時時点(1.0935ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの上昇を受けて、1.0926ドル前後まで弱含みに推移した。

 ユーロ円は22時時点では162.97円と20時時点(163.00円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れて、一時163.11円まで上値を伸ばしたものの、ユーロドルの下落で上値は限定的だった。

 加ドルは、失業率が6.5%に低下し、新規雇用者数が予想を上回る+4.67万人だったことで、対ドルで1.3725カナダドル、対円では108.61円までカナダドル高が進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.41円 - 149.26円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0954ドル
ユーロ円:162.31円 - 163.11円


 

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。