欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 24日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では152.05円と20時時点(151.85円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.18%台へ低下した局面で、一時151.77円まで下値を広げたものの、良好な新規失業保険申請件数で4.21%台を回復したため、152.31円前後まで持ち直した。
 前週分の新規失業保険申請件数は22.7万件と予想の24.2万件を下回り、雇用情勢の改善が示されたものの、失業保険継続受給者数は189.7万人で予想の187.5万人を上回り、雇用情勢の悪化が示されたことで、まちまちの結果だった。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0796ドルと20時時点(1.0799ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.21%台を回復したことで、1.0790ドル台で弱含みに推移した。
 ドイツ連銀が発表した月報によると、ドイツのGDPは4-6月期の前期比0.1%減に続き、7-9月も小幅なマイナス成長となった公算が大きいものの、第4四半期はほぼ落ち着いて、深刻なリセッションに陥る可能性を否定した。

 ユーロ円は22時時点では164.17円と20時時点(163.98円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の買い戻しにつれて164.35円前後まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.77円 - 152.83円
ユーロドル:1.0771ドル - 1.0808ドル
ユーロ円:163.81円 - 164.76円

(山下)
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