ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では152.58円と22時時点(152.69円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.33%台まで上昇した場面では153.05円付近まで持ち直した。ただ、ダウ平均やナイト・セッションの日経平均先物が軟調に推移するなか、次第に戻り売りに押される形で152.40円台まで値を下げた。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0865ドルと22時時点(1.0879ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。欧州タイムからの底堅い地合いが続くと一時1.0888ドルと日通し高値を付けた。一方で欧米株安でリスクオフムードが高まっているため上値は限られた。
 なお、ポンドは売り優勢。23時前から断続的な売りが持ち込まれ、ポンドドルは23日に付けた1.2908ドルを下抜けて1.2873ドルと8月16日以来の安値を付けたほか、ポンド円は196.51円、ユーロポンドは0.8434ポンドまでポンド安が進んでいる。市場では「月末要因のポンド売りフローが出ている可能性もある」との指摘があった。

 ユーロ円は買い戻しが一服。24時時点では165.78円と22時時点(166.13円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれて166.36円付近まで上げたが、株安に頭を抑えられると165円台後半まで戻り売りに押されている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.92円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円


(越後)
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