欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、軟調

 1日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。22時時点では152.02円と20時時点(152.66円)と比べて64銭程度のドル安水準だった。しばらくは本日高値圏でのもみ合いとなっていたが、米雇用統計の公表後は売りに押された。10月米雇用統計では非農業部門雇用者数変化が1.2万人増と市場予想の11.3万人増を下回ったほか、過去2カ月分についても下方修正された。
 米10年債利回りは指標直前に4.31%台まで上昇する場面があったが、指標後には4.22%台まで急低下。米金利の低下とともにドル売りが強まるなか、ドル円も指標前の152.70円台から151.80円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間につけた安値151.79円手前ではいったん下げ止まっている。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0887ドルと20時時点(1.0860ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計後にドル売りが進んだ流れに沿った。一時1.0905ドルと10月15日以来の高値を更新した。
 
 ユーロ円は22時時点では165.51円と20時時点(165.81円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。米指標前に166.11円の高値まで上昇したが、その後はドル円の失速に伴って165.40円台まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.79円 - 152.85円
ユーロドル:1.0852ドル - 1.0905ドル
ユーロ円:165.24円 - 166.11円

(岩間)
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