欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ一服

 31日の欧州外国為替市場でドル円は下げ一服。20時時点では152.48円と17時時点(152.23円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。植田日銀総裁のタカ派的発言を受けた円買いの流れを引き継いで151.92円まで下落するも、売りの勢いが一巡すると20時過ぎに152.70円前後まで買い戻された。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0866ドルと17時時点(1.0859ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。独長期金利の上昇を手掛かりにじり高で推移。10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値がヘッドライン・コア共に予想比でわずかだが上振れたほか、9月ユーロ圏失業率が予想を下回ったことも追い風となり、1.0875ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は切り返し。20時時点では165.70円と17時時点(165.32円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に連れて164.94円の安値を見た後は切り返す動きとなった。ユーロ圏指標を受けてユーロが買われた流れに沿って、20時過ぎに165.90円前後まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.92円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円


(川畑)
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