欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 31日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では152.69円と20時時点(152.48円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。欧州時間に入ってからの円売り戻しの流れに沿って、152円台後半まで下値を切り上げた。もっとも、米経済指標の発表直後に152.97円付近まで上昇したものの、その後は152円台半ばまで押し戻される場面も見られるなど、米指標後はやや不安定な動きとなった。
 注目の米経済指標では9月米PCEデフレーターが市場予想通りの前年比2.1%となったほか、同月の個人消費支出やPCEコア・デフレーター(前年比)はわずかに予想を上回った。また、前週分の新規失業保険申請件数は21.6万件と予想の23.0万件より強い結果となった。

 ユーロドルはしっかり。22時時点では1.0879ドルと20時時点(1.0866ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。欧州勢参入後からの底堅い地合いが継続。米指標後も流れは変わらず、一時1.0887ドルまで本日高値を更新した。
 
 ユーロ円は22時時点では166.13円と20時時点(165.70円)と比べて43銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やユーロドルの上昇につれて166円台を回復し、166.20円台まで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.92円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0887ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円

(岩間)
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