欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、さえない

 4日の欧州外国為替市場でドル円はさえない。20時時点では151.81円と17時時点(152.18円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。欧州勢参入に伴って152.28円付近まで持ち直したが、米大統領選に対する警戒感が一段と高まるなかで一巡後は戻り売りが優勢に。時間外の米10年債利回りが4.29%台と低水準で推移していることを横目に151.76円近辺まで値を下げた。

 ユーロ円も戻りが鈍い。20時時点では165.49円と17時時点(165.76円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。米大統領選の不透明感からリスク回避の円買いが進むと165.41円付近まで下押しした。また、ポンド円は196.70円、豪ドル円は100.04円、NZドル円は90.81円までそれぞれ下落した。

 ユーロドルは20時時点では1.0901ドルと17時時点(1.0892ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。動きは鈍いものの、米長期金利の大幅低下を支えに高値圏を維持している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.60円 - 152.63円
ユーロドル:1.0845ドル - 1.0905ドル
ユーロ円:165.22円 - 166.03円


(越後)
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