ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では151.92円と22時時点(152.29円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。特に新規の売り材料は伝わっていないものの、米大統領選挙の結果判明を前にポジション調整目的の売りが先行すると、23時30分過ぎに一時151.77円と日通し安値を更新した。
 ただ、24時発表の10月米ISM非製造業景況指数が56.0と予想の53.8を上回ったことが分かると買い戻しが優勢となり、152.19円付近まで下げ渋った。

 ユーロドルは24時時点では1.0891ドルと22時時点(1.0896ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。NY勢が本格参入したあとはドル売りが優勢となり、一時1.0911ドルと本日高値を付けた。ただ、そのあとは米経済指標の上振れを受けて伸び悩んだ。

 ユーロ円は上値が重かった。24時時点では165.63円と22時時点(165.93円)と比べて30銭程度のユーロ安水準。22時前に一時165.98円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると165.53円付近まで下押しした。そのあとは良好な米経済指標を受けてドル円が下げ渋ったため、ユーロ円にも買い戻しが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.77円 - 152.54円
ユーロドル:1.0873ドル - 1.0911ドル
ユーロ円:165.41円 - 165.98円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。