6日香港株=反落して始まるか、利益確定売りが重荷

 6日の香港市場は反落して始まるか。前日のハンセン指数は中国の景気刺激策への期待を背景に3営業日続伸し、心理的節目の21000ポイントを上抜けた。終値ベースで10月14日以来およそ3週間ぶりの高値を付けたとあって、いったん利益を確定する売りに押されそうだ。米大統領選は香港時間6日朝に開票が始まったが、接戦となり勝者が判明するまで時間がかかる見通し。結果を見極めたいとして様子見気分が強まりそうだ。

 もっとも、下値は限定的と予想する。6-7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決まるとの期待から買いが入り、相場を支える展開がありそうだ。前日の米株高も運用リスクを取りやすくするだろう。

 5日のNY株式相場はダウ平均が大幅に反発。大統領選を控えて積み上がったヘッジ・ポジションの買い戻し期待が強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、美団(03690)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
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