東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上げ幅を縮める

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は上げ幅を縮めた。15時時点では153.74円と12時時点(154.04円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.46%台から一時4.36%台まで上げ幅を縮小したことで利食い売りが優勢となり、153.14円前後まで反落した。もっともその後、トランプ共和党候補の激戦州での勝利が伝えられ、153.77円前後まで持ち直した。

 現時点での米大統領選挙の開票状況(※選挙人538人・過半数270人)は、トランプ共和党候補が248人、ハリス民主党候補が216人と報じられている。また、米上院(100議席・過半数51議席)では共和党が多数派となり、米下院(435議席・過半数218議席)でも共和党が2議席増やしたことが報じられており、「レッド・スウィープ」の可能性が高まりつつある。

 ユーロドルは下げ渋り。15時時点では1.0759ドルと12時時点(1.0762ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ・トレードによるドル買いで1.0719ドルまで下値を広げた後、米10年債利回りの低下で一時1.0795ドル前後まで戻す場面があった。

 ユーロ円は伸び悩み。15時時点では165.42円と12時時点(165.78円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の反落につれて、一時165.19円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.30円 - 154.33円
ユーロドル:1.0719ドル - 1.0937ドル
ユーロ円:165.19円 - 165.99円

(山下)
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