東京外国為替市場概況・12時 ドル円、急騰

 6日の東京外国為替市場でドル円は急騰。12時時点では154.04円とニューヨーク市場の終値(151.62円)と比べて2円42銭程度のドル高水準だった。米大統領選の開票速報でトランプ共和党候補の優勢度合いが強まると、トランプ・トレードと言われる米債売り/ドル買いが大きく進んだ。時間外は4.25%割れで始まった米10年債利回りは4.44%後半まで上昇。ドル円も目立った押しもなく、上値めどと見られていた10月28日高値153.88円を超えて154円台に乗せると154.33円まで上げ足を速めた。

 ユーロドルは軟調。12時時点では1.0762ドルとニューヨーク市場の終値(1.0930ドル)と比べて0.0168ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が重しとなり1.08ドルを割り込むと10月23日安値1.0761ドルも下抜けて、12時過ぎには1.0747ドルまで下げ幅を広げた。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では165.78円とニューヨーク市場の終値(165.73円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ドル相場のなか暫くは方向感なく上下したものの、165.40円台を下押し水準に165.99円まで上昇した。時間外のダウ先物が540ドル超高、日経平均も866円高で前場を引けるなど、株高を背景としたリスク志向の動きにも後押しされた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.30円 - 154.33円
ユーロドル:1.0747ドル - 1.0937ドル
ユーロ円:165.25円 - 165.99円


(小針)
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