ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、一時154.48円

 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は24時時点では154.28円と22時時点(154.41円)と比べて13銭程度のドル安水準だったが、23時30分過ぎに一時154.48円と7月30日以来の高値を更新した。米大統領選で共和党のトランプ前大統領の当選が確実になったことで、「トランプ・トレード」の動きが加速。米国株は急上昇し、米国債は急落(金利は急騰)、ドルは主要通貨に対して大幅上昇した。
 ただ、急ピッチで上昇した反動で利益確定目的の売りなどが出ると伸び悩んだ。節目の155.00円や7月30日の高値155.22円、7月18日の安値155.38円がレジスタンスとして意識された面もあった。

 ユーロドルはひとまず下げ止まった。24時時点では1.0716ドルと22時時点(1.0687ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。ドル全面高となった流れに沿って一時1.0683ドルと6月27日以来の安値を付けたものの、売り一巡後は急ピッチで下落した反動から1.07ドル台前半まで下げ渋っている。

 ユーロ円も下げ渋り。24時時点では165.33円と22時時点(165.03円)と比べて30銭程度のユーロ高水準。21時30分過ぎに一時164.93円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。ユーロドルの下げ渋りにつれた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.30円 - 154.48円
ユーロドル:1.0683ドル - 1.0937ドル
ユーロ円:164.93円 - 165.99円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。