東京マーケットダイジェスト・7日 円下値堅い・株高安まちまち

(7日15時時点)
ドル円:1ドル=154.00円(前営業日NY終値比▲0.63円)
ユーロ円:1ユーロ=165.49円(▲0.42円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0746ドル(△0.0017ドル)
日経平均株価:39381.41円(前営業日比▲99.26円)
東証株価指数(TOPIX):2743.08(△27.16)
債券先物12月物:143.52円(▲0.26円)
新発10年物国債利回り:1.005%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  
       <発表値>  <前回発表値>
9月毎月勤労統計(現金給与総額)
前年同月比   2.8%     2.8%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。三村財務官が「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていきたい」と円安けん制発言を行ったことで154.23円まで売りが先行。その後は本邦実需勢の買いが観測されて昨日高値の154.70円を上抜けて154.71円まで反発したが、買いは続かなかった。400円超上昇して始まった日経平均株価が一転して460円超安まで下落するなど、昨日の上昇に対する調整が入るとドル円も153.94円まで利食い売りに押された。

・ユーロ円も頭が重い。総じてドル円と同様の展開となり、上値を切り下げる動きとなった。日本株の一転下落も嫌気され、一時165.41円まで下げる場面も見られた。

・ユーロドルは小高い。ドル円の下落に伴ってユーロ買い・ドル売りが散見され、一時1.0748ドルまで値を上げた。一方で、独連立政権崩壊のリスクが浮上するなかで持ち高調整の域を超えていない。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。昨日の米国株がそろって史上最高値を更新したことを好感して序盤は400円超上昇した。ただ、昨日の大幅高に対する反動から、その後は利益確定売りが目立ち、460円超安まで一転下落。一方で、引けにかけては下げ幅を消すなど荒い値動きとなった。

・債券先物相場は続落。米大統領選でのトランプ氏勝利を受けて米国債が下落。その流れを本邦債も引き継いで売りが先行したほか、10年債入札が低調だったことも売りを促し、一時143.39円まで下落した。


(越後)
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