ドル円、戻り鈍い 一時155.12円と日通し安値更新

 ドル円は戻りが鈍い。良好な結果となった米経済指標を受けて一時155.72円付近まで下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。ダウ先物や日経平均先物の下落などを背景にリスク・オフの円買い・ドル売りが入ると一時155.12円と日通し安値を更新した。
 なお、10月米小売売上高は前月比0.4%増と予想の0.3%増を上回り、自動車を除く数値は前月比0.1%増と予想の0.3%増を下回ったものの、前月の数値が大幅に上方修正された。また、11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は31.2と予想の▲0.7を大きく上回り、10月米輸入物価指数も前月比0.3%上昇と予想の0.1%低下に反して上昇した。

(中村)
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