東京外国為替市場概況・10時 ユーロ円 売り優勢

 19日の東京外国為替市場でユーロ円は売りが優勢。10時時点では163.47円とニューヨーク市場の終値(163.93円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。昨日に高値圏で引けたクロス円は利益確定売りが先行し、ユーロ円は163.42円まで弱含んだ。また、ポンド円は195.47円、豪ドル円は100.26円、NZドル円は90.74円まで下押した。

 ドル円はじり安。10時時点では154.37円とニューヨーク市場の終値(154.66円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。クロス円の下げも重しに154.30円まで小幅安となった。トランプトレードによる米金利上昇・ドル高が一服したことや、日銀が12月会合で追加利上げに踏み切る可能性が残されていることもドル円の重し。

 ユーロドルは10時時点では1.0589ドルとニューヨーク市場の終値(1.0598ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。1.06ドル超え水準で上値の重さも意識され、1.0601ドルを頭に1.0587ドルまでやや売りに押されたが、手がかり難で方向感は出ていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.30円 - 154.67円
ユーロドル:1.0587ドル - 1.0601ドル
ユーロ円:163.42円 - 163.96円

(金)
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