ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロ円、さえない

 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円はさえない。24時時点では163.76円と22時時点(164.39円)と比べて63銭程度のユーロ安水準だった。「ウクライナはロシア領内に向けて英国製巡航ミサイル『ストームシャドウ』を発射した」との報道が伝わると、ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの警戒感が高まりリスク回避の円買い・ユーロ売りが先行。23時30分前に一時163.59円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0525ドルと22時時点(1.0558ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準。ロシアとウクライナを巡る一連の報道をきっかけにリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが強まると、一時1.0523ドルと日通し安値を付けた。

 ドル円はもみ合い。24時時点では155.58円と22時時点(155.69円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。23時30分前に155.39円付近まで下げたものの、すぐに155.75円付近まで持ち直した。ユーロ円などクロス円の下落につれた売りが出た半面、対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けたためドル円自体は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.53円 - 155.89円
ユーロドル:1.0523ドル - 1.0610ドル
ユーロ円:163.59円 - 164.76円


(中村)
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