21日香港株=軟調か、地政学的リスクなどが重し

 21日の香港市場は軟調か。ウクライナが米国製の長距離ミサイルをロシア国内に撃ち込んだ後、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドー」を初めて使用したと伝わっており、地政学的リスクの高まりが引き続き相場の重しとなりそうだ。また、米国の金融政策やトランプ次期米大統領の政策を見極めようと、積極的な買いが控えられる可能性もある。

 一方、中国の国家発展改革委員会が19日に開いた月例記者会見で、消費財買い替え促進と大規模設備更新の「両新」政策の増強方針を明らかにしているほか、各地で住宅購入の規制を緩和する動きが続いていることは引き続き好感されそうだ。

 20日のNY株式相場は小動き。予想を下回る決算や見通し引き下げが嫌気されたターゲットが21%安と急落し、小売株全般が下落したものの、引け後のエヌビディアの決算発表を前に、積極的な取引は控えられた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(00700)や美団(03690)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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