東京外国為替市場概況・15時 ドル円、反発

 25日午後の東京外国為替市場でドル円は反発。15時時点では154.26円と12時時点(153.76円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。早朝から急ピッチで値を下げてきた反動で買い戻しが入り、154.40円付近まで下値を切り上げた。次期米財務長官に指名されたベッセント氏がインタビューで「優先事項はトランプ大統領のさまざまな減税公約を実行することだ」「ドルの準備通貨としての世界での地位を維持する」などの見解を示したことを受け、同氏の財務長官人事を手掛かりにしたドル売りの思惑が後退した面もあったようだ。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0479ドルと12時時点(1.0487ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。1.05ドル台で上値の重さを確認すると、1.04ドル台後半の水準でやや上値の重い動きとなった。

 ユーロ円は15時時点では161.65円と12時時点(161.24円)と比べて41銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて161.70円台まで買い戻しが進んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.55円 - 154.51円
ユーロドル:1.0429ドル - 1.0501ドル
ユーロ円:160.99円 - 161.93円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。