東京外国為替市場概況・10時 中・加・墨通貨、大幅安
26日の東京外国為替市場で中・加・墨通貨は大幅安。トランプ米次期大統領が「中国に10%の追加関税、メキシコとカナダの全品目に25%の関税を課す」とSNS(TruthSocial)で発表すると中・加・墨の通貨が大幅安になった。それぞれ対ドルで人民元(CNH)は7月末以来となる7.2728元、カナダドルは2020年4月以来となる1.4178カナダドル、メキシコペソは20.7504ペソまで大幅に売られた。また、人民元円は21.18円、カナダドル円は108.73円、ペソ円は7.43円まで弱含んだ。
ドル円は上値が重い。10時時点では154.02円とニューヨーク市場の終値(154.23円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。8時過ぎには153.88円まで弱含んだが、トランプ関税の話が伝わると対円でもドルは買われ154.49円まで買い戻された。もっとも、米金利が上昇したことでのドル買いよりも、日経平均や米株指数先物が下げ幅を広げことによるクロス円の売りで上値が重くなり再び154円を割り込んだ。
ユーロドルは弱含み。10時時点では1.0433ドルとニューヨーク市場の終値(1.0495ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ関税がSNSに発表されると、悪影響が欧州圏にも波及する懸念や、トランプ氏が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に防衛費負担の増額をする可能性も高まり1.0425ドルまで弱含んだ。また、ポンドドルも1.2513ドルまでつれ安。
ユーロ円は下げ幅拡大。10時時点では160.70円とニューヨーク市場の終値(161.87円)と比べて1円17銭程度のユーロ安水準だった。続伸が期待された日経平均が、トランプ関税を嫌気し反落して始まり500円超まで売られると、ユーロ円は10時前には160.69円まで下げ幅を拡大した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.88円 - 154.49円
ユーロドル:1.0425ドル - 1.0501ドル
ユーロ円:160.69円 - 161.95円
(松井)
ドル円は上値が重い。10時時点では154.02円とニューヨーク市場の終値(154.23円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。8時過ぎには153.88円まで弱含んだが、トランプ関税の話が伝わると対円でもドルは買われ154.49円まで買い戻された。もっとも、米金利が上昇したことでのドル買いよりも、日経平均や米株指数先物が下げ幅を広げことによるクロス円の売りで上値が重くなり再び154円を割り込んだ。
ユーロドルは弱含み。10時時点では1.0433ドルとニューヨーク市場の終値(1.0495ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ関税がSNSに発表されると、悪影響が欧州圏にも波及する懸念や、トランプ氏が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に防衛費負担の増額をする可能性も高まり1.0425ドルまで弱含んだ。また、ポンドドルも1.2513ドルまでつれ安。
ユーロ円は下げ幅拡大。10時時点では160.70円とニューヨーク市場の終値(161.87円)と比べて1円17銭程度のユーロ安水準だった。続伸が期待された日経平均が、トランプ関税を嫌気し反落して始まり500円超まで売られると、ユーロ円は10時前には160.69円まで下げ幅を拡大した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.88円 - 154.49円
ユーロドル:1.0425ドル - 1.0501ドル
ユーロ円:160.69円 - 161.95円
(松井)