29日香港株=方向感に乏しいか、中国PMIの発表控え様子見

 29日の香港市場は前日終値付近で方向感を欠いた相場か。前日のNY市場が感謝祭の祝日で休場だったとあって、特段の手掛かりに乏しい。中国国家統計局による10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を30日に控え、結果を見極めたいとして様子見気分が広がりそうだ。

 市場では米国のトランプ次期政権が打ち出す保護主義的な政策に対する懸念がくすぶる。ただ、人民元の対米ドル相場は足元で落ち着いており、資金流出への警戒感は和らいだもよう。一方、決算などの個別材料が出た銘柄の物色は引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の美団(03690)が2024年9月中間決算を発表する。

 28日の主要欧州株式相場は総じて上昇。英FTSE100種総合株価指数は0.07%高、仏CAC40株価指数は0.50%高、独DAX株価指数は0.85%高で終えた。米政府が検討している中国に対する追加の半導体規制が、当初の案ほど厳しい内容にならないと伝わり、ASMLホールディングなど半導体銘柄が買われて相場を支えた。
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